問題について

ITパスポート問題

ITパスポート試験の問題は、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系
の3つの分野があり、その中でさらにいくつかに分類されます。

また、後半12問は中問問題となっており、1つの出題から4つの問題を、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系それぞれの知識を用いて解答する形となっています。

ストラテジ系

ストラテジ系の問題は、企業と法務、経営戦略、システム戦略の3つに分類できます。

  • 企業と法務(12問程度)
    企業に関する基礎知識や、業務分析・改善手法に関する知識が問われます。また、会計・財務に関する問題や、法規・法務に関する問題もここで出題されます。
  • 経営戦略(12問程度)
    戦略立案やマーケティング知識など、経営者の立場での知識を問われます。また、技術戦略に関する問題や、ビジネスの現場で利用されるシステムに関する知識を問う問題も出題されます。
  • システム戦略(8問程度)システム戦略の意義や、業務分析・改善についての問いが多く出ます。特に、分析図解技法やソリューションビジネスに関する問題は、頻出問題といえるでしょう。また、共通フレーム絡みの問題も頻出問題です。

マネジメント系

マネジメント系の問題は、開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントの3つに分類できます。

  • 開発技術(10問程度)
    システムの設計手法や開発規模の見積もりなど、実際の技術に関する知識が問われます。特に、共通フレームで定義された分類についての特徴や作業を問う問題は、頻出問題といえるでしょう。また、テスト技法の定義から作業内容を答える、あるいはその逆といった問題も頻出問題です。
  • プロジェクトマネジメント(7問程度)
    日程見積りやコスト見積りに関する問題が出題されます。中でも、クリティカルパスを求める問題や、作業量や作業人員、必要日数を求める問題は、必ずといってよいほど出ます。
    また、プロジェクトマネージャとして必要な管理能力やプロジェクトのメンバとのコミュニケーション能力についての問題も出題されます。
  • サービスマネジメント(7問程度)
    ITサービス業務に必要な各種管理プロセスについての問題が出題されます。特に多いのは、インシデントへの対応やITIL関連です。また、システム監査や内部統制についても出題されます。

テクノロジ系

テクノロジ系の問題は、基礎理論、コンピュータシステム、技術要素の3つに分類できます。

  • 基礎理論(7問程度)
    2進数や論理演算など、数学の基礎的な問題が出題されます。
  • コンピュータシステム(10問程度)
    パソコンの仕組みや周辺機器に関する問題が出題されます。特に、記憶装置やUSBについては多くの問題が出題されています。
    また、システム構成や稼働率に関する問題も出題されます。稼働率については、出題される可能性がかなり高いといえます。
  • 技術要素(20問程度)
    データベースやネットワーク、セキュリティ、インタフェースなど、やや専門的な知識を問われます。
    特にネットワークとセキュリティに関する問題は多く、半分以上がこの2種類の問題となります。

中問問題

中問問題は、1つの出題に関連する4つの問題に対して解答します。
それぞれの問題は小問形式になっており、1つの問題の解答が他の問題を解くために必要になる、ということはありません。

それぞれの小問はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のそれぞれの知識を用いて解答します。
ただし、1つの出題に対して3つの分野すべてが含まれているとは限らず、中問すべてを合わせても偏りが出る場合もあります。

合格のために

ITパスポート試験に合格するために、『i過去 ITパスポート』アプリで勉強しましょう!
『i過去 ITパスポート』についての詳しい説明はこちら

ページの先頭へ